40代の転職を成功させる一番大切なスキル

      2017/07/14

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 転職市場では20代30代が人気があります。40代になると急激に求人数が落ちます。ヘッドハンティングされるような能力の高い人なら40・50代でも転職は難しくありません。しかし普通のサラリーマンでは難しいです。 だからといって諦めることはありません。40代以上でも転職を成功させるにはある能力・技術を身につければいいのです。 それはどんな資格なんでしょうか?いえ、資格ではありません。資格なんか無意味です。それは能力ともいえますし、技術ともいえます。  

 

40代を越えたらマネジメント能力があればいい

40を過ぎての転職を有利にする能力。それはマネジメント能力です。部長、課長の肩書きがあれば有利になります。なければ主任、係長でも他の肩書きでもかまいません。 最近は組織の役職名もバリエーション豊かになってます。課長・係長という昔ながらの肩書は使わずにM1、M2、M3という人事処遇制度の等級名で呼ぶ企業もあります。部下を管理する仕事についていたかどうかが問題です。 部下の数は多いほどいいかもしれません。でも部下が数人でもマネジメントはマネジメントです。部下が正社員でなくても派遣やパート、バイトでもマネジメントが必要なことは変りません。  

マネジメント能力とは何か?

マネジメント能力とは何だと思いますか?詳しく説明しだすとそれだけで一冊の本が出来るくらい難しいです。転職に必要なスキルとして割り切り単純化して考えるとこうなります。
(1) 下に付く者に仕事をわりふり、進み具合を確認し、問題があれば変更、助言をし、仕事を達成させる。
(2) 自分の受け持つグループの仕事の進み具合を確認し、適切に人手に仕事を割り振って、グループの目的を達成させる。
(3) 会社の目標、上の組織の目標を分析して、自分の組織が何をすべきか考えて、目標を作成。その目標に向かって部下を働かせる。
(4) 外部の組織と交渉、連絡をとりあって自分のグループの目標達成をサポートする。

(1)よりも(2)、(2)よりも(3),(4)の方が難易度が高くなります。この能力がちゃんと出来てれば特別なスキルはなくても何とかなります。逆に言えば、これがちゃんと出来てる人はあまりいない。「だから必要とされている」のです。

あなたも会社には使えない管理職が多いと思いませんか?それは会社も分かっています。いい管理職がいれば来て欲しいと求人を出してます。だから40代50代は管理職の転職市場では管理職の要望が多いのです。

 

マネジメント能力は業種を超える

マネジメント能力があれば業種の壁を乗り越えることも出来ます。「自分とは違う業種だけど、うまくやっていけるか不安」あなたもそう思ってませんか。知識はあとから覚えられます。でも、マネジメント能力は簡単には身につきません。もちろん入社した後でその会社に必要な知識、技術を覚えることは必要です。でもそれはあなたの努力しだいで達成可能です。 会社に染まってないからこそ別の視点からみた意見、提案もできます。提案であり、意見です。自分の過去の知識の押し付けでは嫌われます。

最近では複合素材の開発が盛んになっているせいで異分野の人材を求める動きも活発になってます。化学から機械、電気分野に転職する人もいます。電気から機械への転職はあたり前です。 管理職は自分で物を作るわけではありません。自分自身が技術のプロになる必要はないのです。管理職に必要なのは人を動かすことです。 ただし知識は必要です。現場で何をしてるか、どんな技術が必要か、何が難しくて、何が容易なのか。現場にはどんな問題があるのか。でもそれは現場の人に聞けば分かることです。現場の分からない管理職はダメな管理職です。 自分の専門知識や技術が直接役に立ては楽ですがそうでなくても生かせるものはあるはずです。目標をたてて、目標を達成するにはどうすればいいか。人を動かすにはどうするか。そんなスキルはどこに行っても使えます。  

 

40代には40代の転職方法がある

40歳を越えると飛びぬけた能力や技術がない人はマネジメント能力を高めるしかよい転職先は見つけられません。「でも管理職じゃないよ」という人もいると思います。実際には30代、40代なら後輩はいるはずです。肩書きはなくても小さなグループのリーダー。後輩の指導役。サブリーダー的役割にはなってるはずです。 採用されなければ何もできません。そのためにも普段からマネジメント能力は勉強しておくべきなのです。マネジメント能力は急に身につくものではありません。意志のある人間が相手だけに試行錯誤の連続です。面倒をみる人数が少ないのはむしろ好都合です。マネジメントの練習台にはうってつけです。マネジメント能力を高めれば転職先で役に立ちますし、転職しなくてもその会社にいても役に立ちます。  

 

マネジメント能力の有無が選択肢を広げる

転職するか悩んでる人は専門分野が違うからといって諦めるのはもったいないです。「うちは専門知識がないととらないよ」という会社は相手にしなければいいのです。 何度も面接で落ちるかもしれません。でも「専門分野が違っても、うちに来てくれ」という会社を見つけるのもひとつの方法です。専門分野を活かせる分野も候補に入れつつ、マネジメントスキルを武器に出来る分野も候補に入れる。 二刀流で転職先をさがせば転職先が見つかる可能性は2倍にアップです。

むしろ自分の専門だけにこだわるより数倍の求人先が見つかります。そうすればあなたの転職先はぐっと広がるはずです。 残るにしろ、出るにしろ。自分から可能性をつぶしてはもったいないです。

転職サービス、人材紹介会社の中にはマネジメント経験の有無を重視するところもあります。こういうところは40代、50代でも転職はやりやすいです。 スキルがなかったり。マネジメント経験がないとエージェントにあまりかまってもらえないようです。ですが今問題にしてるのはマネジメント経験の有無。そういう経験のある人むけの転職サービスを紹介します。

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利用者の意見では「エージェントにかまってもらえない、面接を断られた」というものもあります。キャリアや能力に自信のない人はやめといたほうがいいです。  

簡単な登録で自分のスキル、キャリアならどのくらいの年収になるのか、何件くらいの求人があるのか手っ取り早く知ることができます。 もちろん。それでよければその会社に面接することも可能です。
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マネジメント能力を高めてない40代、50代はリストラ対象になっても仕方ありません。テレビでも、部長だった人がある日突然リストラ通告。なんてインタビューがありますが。肩書だけあっても意味ありません。本当にマネジメントできてたどうかが問題なのです。 会社という組織で生き残りたかったらマネジメントを能力を高めるか、マニアックなほど専門能力を高めるか。どちらかです。 それが出来ない人はいつでも切捨て可能な余剰人員としておびえて暮らすしかありません。 企業とはそのようなところなのです。

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