円満退職できない40代の転職は不利!その理由とは

      2017/07/03

円満退職した方がいいのか。迷う人は多いと思います。ネット上では円満退職しなくても転職できるという意見もあります。でも現実はそう甘くありません。結論から言うと円満退職すべきなのです。特に40代・50代で転職する場合はできる限り円満退職にするべきです。 辞表をたたきつけて辞めてきた。と聞くと格好いいと思う人もいるかもしれませんが、残念ながらそれは辞める側の自己満足にすぎません。

なぜ円満退職をするべきなのでしょうか。なぜ40代・50代では大切になってくるのでしょうか。その理由を考えてみましょう。

 

なぜ円満退職が必要なのか

会社を辞めるには様々な理由があります。会社に対して不満があったり、会社が嫌になって辞めることも多いです。でも、会社を辞めるときは必ず円満退職にすべきです。特に40代で転職を考えている場合は会社と喧嘩別れすると致命的な欠陥になります。

転職する場合、職務履歴書を作って面接を受ける会社に提出します。職務経歴書には過去に勤めた会社を書きます。つまりあなたを採用しようとする会社は、あなたが以前にどの会社にいたかを知るわけです。 職務履歴書を見た会社の人事担当者は職務経歴書に書いてある前の勤め先に問い合わせます。あなたがどんな人物かを知るためです。本人の提出した内容が100%正しいとは限りません。採用されたいがために都合のいいように書いている場合もあります。だから人事担当者が前の会社に問い合わせてあなたがどんな人物だったかを調べます。

このとき、あなたが会社と喧嘩別れした場合。前にいた会社はどのように答えるでしょうか?悪い印象が残っている人に対してわざわざいい返事をする担当者は少ないと思います。 あなたが受けようとする会社はあなたの書いた職務経歴書と前にいた会社の答え。どちらを信じるでしょうか?もちろん前にいた会社です。たとえその会社のことを知らなくても、企業側から見た意見を信用します。雇用する側と雇用される側の立場は違います。それなら同じ雇用する側の意見を信用するのは当然です。

あなただって、その会社の実態を知ろうと思えば会社が言っていることよりも社員の口コミを信用するはずです。それと同じ心理なのです。 以前にいた会社で悪く言われるようなことをした。それならうちで採用しても何か問題を起こすのではないか?そんな不安を抱かせてしまうと採用される可能性は限りなく低くなります。  

 

40代で円満退職できないと問題ありの烙印を押される

  これが20代の若者であれば「若いから」と、多少は大目に見てもらえます。でも人生経験を積んだ40代・50代では致命的な欠陥になります。

「いい歳して会社とうまくできないのか!」と思われたら不採用決定です。

40代・50代に求めるのは能力だけではありません。管理能力、後輩を育てて仕事をさせる能力です。人間関係をうまく築けない人だと思われたらそれだけでも大きなマイナス点になります。 企業は協調性のない中高年、扱いづらい中高年を採用しません。若ければ教育できるかもしれませんが、歳をとってからの人間はそう簡単には変わりません。それは会社もわかっています。 会社はトラブルを起こす人物、会社に従わない人物を極端に嫌います。社員に個性を求めているといっても会社のいうことをきかなければ意味がありません。組織内でトラブルを起こさない。会社人の最低限の条件なのです。

多少の不利を補えるほどの実績や能力があるなら問題はありません。でも、この記事を読んでいるあなたは円満退職した方がいいのか多少なりとも不安に思うから読んでいるはずです。少しでも不安に思うならマイナス材料は少しでも減らすべきですよ。

今まで築いた人間関係はそう簡単には改善しないかもしれません。すくなくとも辞めるときには問題を起こさずに退職したいものです。

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