40代の転職では少ないチャンスを活かした人が成功します。もともと20代に比べると求人数が圧倒的に少ないからです。
そこで、求人広告の年齢制限の見方も一工夫が必要になります。求人広告を見て鵜呑みにして応募したり、諦めたりしても採用は難しいからです。
40代の転職で気にするべき年齢制限について紹介します。
40代転職者が気をつけるべき求人広告の年齢制限のポイント
年齢不問は40代でもOKという意味ではない
現在の求人広告では年齢制限がないものが多くあります。一見すると誰が応募してもいいように思えます。しかし採用側の企業は間違いなく連例を理由に不採用にすることがあります。書いていないだけで実際には若手を募集しているのです。
似たような募集に経験不問もあります。こちらも20代の若手を募集している場合がほとんどです。
妙に細かい年齢制限は企業の事情
年齢制限がある場合は「40歳まで」とか「35歳まで」となるのが普通です。ところが「37歳まで」とか「32歳まで」という妙に細かい年齢制限を付けている企業があります。なぜこのような制限を付けているか理由はいくつかあります。
一つは募集する部署が決まっていて「上司より年上の人間は採用したくない」という場合です。欠員ができて人員を補充する場合によくあります。そのとき新しく来る補充人員の年齢がすでに存在する上司より高くなることもあります。年上の部下を嫌がる上司がいる場合はこのような募集をする企業もあります。
もう一つは企業の人員構成上どうしてもその世代が手薄な場合です。企業としてはどの世代にもまんべんなく人がいるほうが組織は運営しやすくなります。手薄な世代だけを集中的に補おうとする場合があります。特定の世代に人が固まると、退職金を出すときに企業は資金繰りが苦しくなります。
しかしこのような場合でも、年齢が外れているからと行って諦めるのは早いです。年下の上司でもうまくやっていけること。他の人にはないアピールポイントがあれば、採用される可能性はあるからです。
年齢制限は多少の余裕がある
求人募集に「35歳まで」と書いてある場合。40歳だからといって諦める必要はありません。少しくらい年齢が外れていても良い人材なら企業は採用します。
5歳くらいまでなら許容範囲。いい人材なら採用するという企業もあるからです。もちろん若いほうが有利なのは間違いありません。でも、少しくらい募集年齢を外れているからと行って全く可能性がないとはいえないのです。
もちろんあなたにアピールできるスキル、経験がなければいけません。人物的にもこの人なら企業で誰とでもうまくやっていけそう。と思われないと厳しいです。企業としては即戦力で良い人材が採用できればいいのです。
40代はダメ元で数をこなすのも必要
40代は20代に比べると圧倒的に求人数が少ないです。全ての条件を満たす案件だけ応募していたら、いつまでたっても採用されません。諦めずにダメ元で応募してみることも必要です。40代の転職には少ないチャンスをモノにする積極性がないと成功は難しいのです。もし採用されなかかったら「そういうこともある」「縁がなかった」と割り切ることです。頭の切り替えも必要です。
例外があるのは事実です。