新卒とは違う第二新卒の転職活動

      2017/06/15

 

リーマンショック以降、日本では雇用の流動性が高くなっていいます。日本の会社は終身雇用が一般的でした。しかし今は違います。そのため会社に入ってからしばらくして転職をする人も多く、そのような方を第二新卒と呼ぶことがあります。

第二新卒の場合は新卒で正社員として雇用された後に早期の段階で辞めてしまい、再び就職活動をすることになります。第二新卒は新卒社員ともベテラン社員とも条件が異なります。それをよく理解した上で転職活動に臨まなければなりません。

第二新卒の転職活動は新卒とどのように違うのかお話します。

第二新卒の採用試験

第二新卒の求人は中途採用として行われます。そのため人員の補充として行われることが多くなります。新卒のときは面接などのやり方もかなり違ってます。

新卒の場合は一次面接や場合によっては筆記試験などの試験があります。しかし第二新卒の場合は面接1回だけで通ることも多いです。ベテランの中途採用者の場合は人事担当者が面接した後、部長や会社役員クラスによる面接があります。第二新卒の場合は人事担当者や課長レベル、高い役職でも部長レベルの管理職が面接を行うのが一般的です。

中途採用は補充のために募集されているため、企業側も短期間で採用の決定をします。一週間以内には社内での意思決定をするのが普通です。あなたに連絡がくるのは1週間から2週間程度です。その分新卒に比べて採用の条件が厳しくなりやすく、今までの経験などについて問われることも多くなります。

 

辞めた理由を飾らない

新卒で入った会社をすぐ辞めてしまった場合、なぜ退職に至ったのかを聞かれる可能性が高いです。

なぜ辞めることになったのか?根本的な原因を自分なりにしっかりと把握しておくが大切です。何を言っても短期間で辞めてしまった事実は変わりません。いくらプラスの要因を並べて取り繕ってもその言葉に真実味が無ければ相手を納得させることはできません。

自分の置かれた状況を冷静に判断して、なぜ前職では上手くいかなかったのか分析してみましょう。そのとき、辞めた原因を前の会社のせいにしていてはいけません。「うちでも責任を会社に押し付けて辞めていくのではないか」と思われたら採用はないのです。

もちろん仕事には向き不向きがあります。自分なりに原因を分析して、次に活かそうとしている。と思われれば、同じような失敗は繰り返さないだろうと考えて採用されるケースもあります。

まずは自分の上手くいかなかった要因を探ることです。分からないまま前に進もうとしても、再び同じような場面に追い込まれるからです。

やる気が求められる

第二新卒ではやる気が非常に重視されます。というのも、経験者の転職とは違ってそれほどスキルや知識を持っているわけではありません。実力面ではどの第二新卒者も差がないのです。そこで重視されるのが「やる気」なのです。前向きに業務に取り組む姿勢をアピールすることが成功へとつながります。

どのような仕事であっても、何となく取り組むのと前向きに取り組むのとでは結果に大きな違いが出ます。短期間ではその違いは分からなくても、数カ月単位で見れば大きな差になります。やる気を見せてくれる転職者を採用したいと考える企業が多いようです。実際にやる気のある社員は新しいことをどんどん吸収していきます。自ら率先して仕事を見つけながら動くこともできます。だから企業側から見れば周囲に良い影響を与えるフレッシュな存在となるのです。

 

第二新卒はこのように新卒とはかなり違う形になります。しかし将来性を期待されているので転職そのものはやりやすい方です。企業側からすると最低限の教育を受けている人物と評価できますから、将来性に期待をしている面も多く転職はしやすいです。

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