忙しくて転職活動できない人が転職を成功させる方法
2017/07/24
転職したいと考えていても仕事をしながらでは難しいこともあります。どのような企業が求人募集しているか探して、よさそうな企業があったら募集して、書類選考が通れば面接、面接に受かれば条件の確認、そして契約。これらの仕事を一人でしなければなりません。仕事をしながらでは難しいものがあります。
仕事をしながらの転職を助けてくれるサービスがあります。それが転職エージェントです。うまく転職エージェントを活用することで働きながらの転職を成功させることができます。
なぜ転職エージェントを利用すると転職しやすいのか紹介します。
転職エージェントとは何か？
初めて聞く言葉かもしれないので 転職エージェント について説明します。既に知ってるなら読み飛ばして下さい。
エージェントは代理人
エージェント（agent）というのは直訳すれば代理人です。なにか特別なスキルを持ったすごい人のイメージがありませんか？確かに交渉スキルを持っていますが、いわゆる代理人のことなんですね。
何の代理人かというと、求人する企業と、仕事を求める転職者をつなぐ代理人です。つまり。転職エージェントは、企業側の代理・転職者の代理。という二つの性格があります。
人材を募集している企業は、ハローワーク、転職サイト、広告などで求人募集を行います。その一方で、転職エージェントと通して人材を集めます。
報酬は企業が負担する
転職エージェントへ支払われる報酬は企業が負担します。つまりあなたは無料で利用できるのです。
企業へ就職が決まればエージェントに報酬が支払われるしくみです。それに対して、ハローワークの求人は無料で掲載できます。転職サイトや広告の掲載はお金がかかりますが、企業がエージェントを利用するとさらにお金がかかります。しがたって、企業がお金をかけても人材を募集したいときに利用するのが転職エージェントなのです。
「お金がかかる」ということで、経営に不安のある企業、人にお金をかけたくない企業は敬遠する傾向があります。エージェントを利用のはそれなりに経営体力がある企業という目安にもなるのです。
転職者は不利益にならないのか？
その一方で企業からお金をもらっているということは、転職が企業に都合のいいものになってしまうのではないかと不安になると思います。
確かに「強引にエージェントに勧められた」という意見もたまにみかけます。しかし求職者の就職が決まったからといってエージェントに報酬が出るわけではありません。エージェントから紹介された人が就職して一定の期間働くことが前提になっています。企業と転職者のミスマッチを防ぐためです。エージェントしては長く勤めてくれる人を企業に紹介しなくてはいけません。したがって基本的には嫌がる者を無理やり契約させたり、明らかに向いてないと思える人を勧めたりはしません。
嫌なエージェントへの対策方法についてはこちらを参照してください。
・転職はリスク管理が成功確率をあげる。後悔しない転職支援サービス活用術
次に利用者にとってのエージェントのメリットを紹介します。
転職エージェントを利用するメリット
仕事探しを代わりにしてくれる
転職活動でかなりの時間を取られるのが求人募集をしている企業を探すことです。一つ一つの企業に問い合わせる訳にはいきません。ハローワーク、転職サイト、求人広告ひとつひとつに目を通すのは時間と手間がかかります。
あなたにこだわりの仕事内容・年収・労働条件があれば、ひとつひとつの項目をチェックするのはさらに大変です。
仕事をやめてたっぷり時間があるならそれでもいいでしょう。でも、働きながらでは難しいです。
しかしエージェントを利用すれば、あなたの代わりにあなたの希望に近い企業を探してくれます。
そのためには、あなたがどのような仕事を希望しているか、あなたがどのような経験・スキルを持っているか、転職先には何をもとめているかについてエージェントと話をします。あなたから受け取った情報をもとにエージェントは企業を提案します。エージェントが提案した企業はすべて受けなければいけない、というわけではありません。実際に面接を受けるか決断するのはあなたです。
企業について教えてくれる
求人のある企業についてこの企業がどのような会社なのか。それを調べるのは意外と大変です。規模や大まかな仕事内容はわかります。売上も調べる気があればなんとかなります。でも、業界内の似たような企業とどこが違うのか？社風はどのような漢字なのか？面接試験ではどのようなことを聞かれやすいのか？については分かりません。
しかしエージェントは企業の採用担当者と会って聞いてることが多いので、どのような企業なのか教えてもらうことが出来ます。もちろん何でも知ってるというわけには生きませんし、エージェントによってもバラツキはあります。Ａ氏はこの業界に詳しいけどＢ氏はあまり詳しくない。という場合もあります。
それでもあなたが一人で調べるよりは遥かに多くの情報を手にすることが出来ます。面接を受ける時の大きな手助けになります。
応募・日程調整をしてくれる
面接を受けたい企業が決まると、エージェントを通して応募することになります。あなたが直接応募するわけではありません。いつ面接を行うか日時の調整もエージェントが間に入って行います。
したがってあなたは日程調整にわずらわされることがありません。企業の採用担当者と電話やメールのやり取りをしなくてすむのです。休み時間や仕事が終わって、エージェントと電話したりメールすればＯＫです。転職希望者は仕事が終わって連絡を取ることが多いようです。
履歴書・職務経歴書・面接へのアドバイスがもらえる
仕事探し以上に迷うことが多いのが、書類・面接対応です。転職者の場合、履歴書とは別に職務経歴書を提出しなければいけません。あなたが、いままでどのような会社に在籍してどのような仕事をしたのか、どのような成果を出したのか。どのようなスキルを身に着けたのかまとめた書類です。A4で1～２枚程度にまとめます。
この職務履歴書が意外と大変です。書き方次第で落とされます。不採用になった人の多くが職務履歴書の内容で落とされるのです。エージェントを利用すれば、職務履歴書の書き方、面接の対応の仕方について教えてもらえます。
条件交渉をしてもらえる
企業の求人では、年収の幅が設定されていることがあります。採用する人の能力・経歴がわからないからです。
エージェントを利用するとある程度、給与の交渉をしてもらえます。転職後の給与はあなたの年齢、経験、スキル、前職の給与、あなたの希望をもとに決まります。
しかし転職者が企業と交渉はできるものではありません。親切な企業なら交渉に応じてくれるところはありますが、殆どの企業は勝手に決めてしまいます。仮に交渉機会があっても初めて転職する人がうまく交渉できるものではありません。
事前にあなたの希望を伝えておけばエージェントが企業と交渉してくれます。
孤独で大きな負担から開放される
以上のようにエージェントを利用する上ではメリットがいくつもあります。煩わしい求人探し、企業の研究の手間を大幅にへらすことが出来ます。
転職活動は一人でするものですから、相談する人がいません。分からないことがあっても自力で解決するしかありません。そのため、対策を知っていれば落とされないのにムダに落とされる人が多いのです。
もちろん、エージェントを利用するからと言って他のサービスを利用してはいけないなんてことはありません。求人サイトを見たり求人広告を見て応募するのは自由です。
転職活動の負担を大幅に減らすことが出来るという点で、エージェントの利用はメリットがあるのですね。
では具体的にどのようなエージェントを利用すればいいのでしょうか。転職エージェントについてはこちらで紹介していますので参考にして下さい。
