どんな転職サイトを使っても転職に失敗するのはこんな人
転職するとき、どの転職サイトを使えばいいのか気になる人は多いです。転職サイトには年齢やターゲットになる仕事の内容によって様々なものがあります。
ところが、どの転職サイトを使ってもうまく転職できない人がいます。そのような人はどの転職サイトを使っても文句しか出てきません。いったいなぜどの転職サイトをつかっても失敗するのでしょうか。失敗する人にはある共通したパターンがありました。
どの転職サイトを使っても転職に失敗する人のパターン
転職動機があいまい
転職は人生にかかわる大変なことです。ところが大変な決断にもかかわらず、はっきりとしない理由で転職する人がいます。
「なんとなくこの会社は自分にあわない」、「なんとなくこの仕事があわない」、「もしかしたら他に自分にあった仕事があるんじゃないか」
そんな理由で辞める人がいます。自分にあった仕事を探すこと自体は悪くはありません。でも自分にあっているかどうかは簡単には判断できません。何年も働いてみてようやくわかるものです。最初は嫌だと思っても、慣れたり、うまくできるようになるとやりがいを感じる仕事もあります。組織に馴染むのも同じです。最初からうまくいくものはありません。
また、現在の会社にはやりがいのある仕事が任せられないといって不満を持っている人でも、内定をもらった会社に対して「給料が低い」「福利厚生がわるい」などと理由をつけて辞退する人もいます。
転職先を選ぶときに、何を優先するのか、どこまでなら許容範囲なのか。あるていど決めておかないと。いつまでたっても「ここは嫌」と内定辞退したり、転職してもすぐ辞めたりを繰り返すことになります。全ての条件が満たされる転職先は存在しません。特に40代となれば、20代にくらべて我慢しなければならない条件は増えてきます。
無い物ねだりでは転職は成功しないのです。
何ができるか・なにをしたいかはっきりしない
若さや将来性が武器になる20代と違い、40代は即戦力になるかならないかで採用されるかされないかが決まります。
転職する側には「何ができるか」アピールできる能力が求められます。20年近く働いてなにもアピールできるものがないというのはまず考えられません。自分は当たり前だと思っていることでも人から見ると特別なことかもしれません。転職先を決める前に自分は何ができるのか。今まで何をしてきたのか書き出してみることです。入社してからどんな部署でどんな仕事をしてきたのか具体的に書き出してみると。意外と様々な経験をしていることに気が付くとおもいます。
そして、今でしてきたことの中から今後も続けたいことは何でしょうか。仕事ではしてきたけど、次の会社ではどうしても続けたくないものもあるかもしれません。いやいや仕事をすれば不満がたまる一方です。慣れた会社と違い、新しい環境では人間関係をゼロから作らなくてはなりませんし、その会社の規則もおぼえなくてはなりません。今よりも困難なことは増えると覚悟しなければなりません。
若ければ新しいスキルを身につけることも容易ですし、受け入れ先もあるていどは寛容です。でも40代は違います。何ができて何をしたいか意識しなければ、転職先が決まらなかったりすぐに辞めてしまうことになるのです。
転職すること自体が目的
転職することがキャリアアップの方法だ。と信じている人がいます。たしかにその一面はありますが。成功した人も転職すること自体が目的だったわけではありません。必要なキャリアを身に着けようと思ったから結果的に転職してしまったという場合が多いのです。目的と手段が入れ替わってしまってるのです。転職したからといって即座にキャリアアップにつながるわけではありません。
どうしても今の会社でできないことがあるが、ある会社に移ればそれができる。そんな見通しがたつならいいのですが。「転職しなければならない」という思い込みで転職するのは危険です。
なんのために転職するのか
ここにあげた失敗理由は転職サイトを使ったとき。というより転職そのものの失敗パターンと同じです。しかし転職サイトはいくつかの転職先が候補として出てきます。つい、簡単に転職できそうだと錯覚しやすいのです。
人材紹介会社のエージェントは、あなたが明確な目的もなく転職すると断るかもしれません。しかし漠然とした転職理由ならどんな企業を勧めてもいいわけです。エージェントによっては、残っているてきとうな企業を勧めてくることも予想されます。勧められるままに転職してあとで後悔。ということにもなりかねないのです。
転職動機をはっきりさせ、何ができるか・何をしたいかはっきりさせること。転職そのものをもくてきにしないこと。これが40代の転職を成功させる秘訣なのです。
