40代転職に必要な情報の探し方
2017/07/05
40代で転職する場合。20代に比べて求人数は圧倒的に少なくなります。ただ、求人情報誌を見ているだけではなかなか希望する仕事にはありつけません。そこで求人情報の探し方も若い世代とは違う工夫が必要です。
40代に適した仕事の見つけ方を紹介します。
求人情報を探す方法
求人情報を探す方法はいくつかあります。主な方法だけでも以下のような方法があります。
ハローワーク
新聞の求人広告
求人情報誌
業界誌・専門誌の求人広告
企業のホームページ
求人情報サイト
人材支援サービス
就職フェア
それぞれに一長一短があります。次に特徴を紹介します。
ハローワーク
○長所
・求人数が多い。
・対象年齢が広い。
・求人内容が詳細にわかる。
✕短所
・条件(給与)で満足のいく企業が少ない。
・専門技能を活かせる企業が少ないない。
・担当者に探してもらうだけでは見つけられないことがある。
・求人内容と実態が違う時がある。
新聞の求人広告
○長所
・利用しやすい。
・比較的新しい情報が手に入る。
✕短所
・求人内容の詳細がわからない。
・応募者が多いので競争が激しい。
求人情報誌
○長所
・利用しやすい。
・フリーペーパーなら無料で手に入る。
✕短所
・40代の正社員はほとんどない。
・正社員の求人が少ない。
・情報が古いときがある。
業界誌・専門誌の求人広告
○長所
・専門的な仕事をみつけやすい。
✕短所
・求人数が少ない。
・情報が古いときがある。
企業のホームページ
○長所
・24時間いつでも検索可能。
・求人内容の詳細がわかる。
✕短所
・募集が載っているとは限らない。
・一社ずつ探すのは時間がかかる。
求人情報サイト
○長所
・24時間いつでも検索可能。
・求人数が多い。
・求人内容の詳細がわかる。
・専門的な仕事をみつけやすい。
・登録型なら一般には公開されていない求人もみつかる。
✕短所
・20代を対象にした情報が多い。
転職支援サービス
○長所
・一般には公開されていない求人をあつかっている。
・マンツーマンでアドバイスが受けられる。
・求人者のキャリア・特徴に応じた仕事を紹介してもらえる。
✕短所
・経験、能力などウリになるものがないと厳しい。
・紹介会社によって得意な分野不得意な分野がある。
・担当者によって当たりハズレがある。
就職フェア
○長所
・当日その場で面接が可能。
✕短所
・新卒や20代むけが多い。
・開催日、場所が限られる。
それぞれの方法には一長一短があります。あなたが何を優先するかによってどの方法がよいのかことなります。
求人情報誌・就職フェア・新聞広告は40代向け仕事が少ない
40代に限れば、求人情報誌、就職フェアは利用価値がありません。求人情報誌は非正規が多く。20代・30代向けが多いからです。就職フェアも新卒か20代向けが多いです。行くだけ無駄になることがほとんどです。新聞広告も掲載数が少ない割に見る人が多く応募者が集中することがあります。40代正社員となるとほとんどありません。
業界誌・専門誌の求人広告・企業のホームページ
特殊な仕事を見つかることもあります。しかし求人情報がみつからないわりに探すのに時間がかかります。時間があれば見るのもいいですが、これらの方法を中心に探すのは効率が悪すぎます。
ハローワーク・求人情報サイト・転職支援サービス
求人情報サイトはネットで検索できるのでいつでも調べることができます。会社に通いながら帰宅後に探すことが可能です。応募もネット上からできます。
ハローワークの求人もネット上からも検索できますが、応募するには直接ハローワークに行かなければなりません。求人情報と実際の仕事内容が違うこともあります。事務、工場勤務などは多いのですが、専門的な仕事は少ない傾向にあります。
転職支援サービスとは、いわゆる人材紹介会社です。かつては公的機関の人材銀行もありましたが2016年に廃止となりました。現在は民間のものが主流です。登録はネット上からできますが、エージェントと呼ばれる担当者と会って面談をするひつようがあります。仕事探しや面接に必要なアドバイスをもらったり、あなたの職歴やスキルにあった仕事を紹介してもらえます。しかしエージェントの資質には個人差が大きく、あなたにアピールできる部分がないとなかなかよい会社に紹介してもらえないこともあります。
少ないチャンスをモノにしなければ転職は難しい
ハローワーク・求人情報サイト・転職支援サービス、3つの方法に共通しているのは求人数が多いことです。
お手軽なのは求人情報サイトとはハローワークです。いますぐ仕事を変える予定はなく、働きながら転職先を探したいのなら求人情報サイト。はっきりと転職するという意志があってどうしても転職したいなら転職支援サービスが適しています。
この三者はネット利用できるという点でもメリットがあります。
ネット利用というと若い人のイメージがあります。しかし現実には40代の方がネットの恩恵をうけられるのです。逆に情報があれている20代向けの転職先や非正規雇用はネットでなくても見つけられます。
40代の求人数は案件数そのものが少ないという根本的な問題があります。少ない手間で多くの情報から必要な情報を探すのはネットは得意とする分野です。分散した情報を集めるのもネットが得意とする分野です。情報が少ない問題点を補うためにもネット利用は積極的に行いたいものです。
無限に時間が使えるなら地道に探すことも可能です。しかし40代の転職は悠長なことは言ってられません。ネットの特徴を活かせば少ないチャンスを見つける確率が上がります。それが40代の転職活動にネットが適している理由なのです。